毎年、渡りを繰り返すウラナミシジミ。 |
ウラナミシジミは、10円玉ほどの小さなチョウですが、
渡りを繰り返すチョウとして知られています。
生息分布は、本州、四国、九州、沖縄。ここ堺では、秋に普通に見られる蝶です。
このウラナミシジミは、南方より年に数回発生を繰り返して北上し渡っていきます。
そして、その年の初冬には北海道まで渡ってしまいます。
ですが、関東以北では越冬できないため、寒さですべて死んでしまいます。
そしてまた、翌年、南方より発生を繰り返して北への渡りを毎年繰り返しているのです。
▼写真1 2015年11月3日 撮影
タデの花で吸密するウラナミシジミ。
▼写真2 2015年11月3日 撮影
翅の表面全体が、青く光ってます。♂のウラナミシジミです。
▼写真3 2015年11月3日 撮影
生まれてから日が経つのか、後翅にある尾錠突起が左右とも欠けています。
▼写真4 2015年11月3日 撮影
翅を閉じたので、名の由来になった波模様が見えています。