ツマグロヒョウモンの求愛と交尾。 |
ツマグロヒョウモンの求愛と交尾を観察しました。
これまで求愛行動で♂のチョウがふられた求愛拒否は、何度か確認しました。
今回は、初めて求愛から交尾に至る行動を観察できました。
写真に残った時間を見ると、求愛から交尾までの時間は3分程度です。
その3分間に♂は、一生懸命にプロポーズしています。
その行動の一部を紹介します。
▼写真1 2016年4月29日 撮影
地面に降りた♀(写真の奥)を追いかけて、♂(写真手前)が求愛を始めました。
▼写真2 2016年4月29日 撮影
♂(写真左)が腹部を曲げて、♀(写真右)の腹部に接触させています。
▼写真3 2016年4月29日 撮影
♀(写真右)は、♂(写真左)のプロポーズをなかなか受け入れません。
♂は諦めず、♀にプロポーズし続けます。
▼写真4 2016年4月29日 撮影
♂(写真手前)は、腹部を曲げながら、翅を小刻みに羽ばたき、
♀(写真奥)に求愛を続けます。
▼写真5 2016年4月29日 撮影
♂(写真手前)が覆いかぶさるように、♀(写真下)の横に並び、
プロポーズをささやいているのでしょうか。アプローチしています。
▼写真6 2016年4月29日 撮影
ようやく♀(写真奥)が♂(写真手前)を受入れました。
♂と♀の腹部が結合し、交尾しました。ここまで3分。
▼写真7 2016年4月29日 撮影
腹部を結合すると、♂(写真左)と♀(写真右)が横並びから一列になりました。
▼写真8 2016年4月29日 撮影
すると、肉眼では気づかなかったのですが、結合した腹部から液体がこぼれています。
液体の拡大部分。この液体が何かは分かりません。
▼写真9 2016年4月29日 撮影
交尾が完了し、♂(写真右)が羽ばたくこともなく、
♂と♀(写真左)が静かにつながっています。