死んだふり(擬死)するテングチョウ。 |
テントウムシやコメツキムシの甲虫類では、
外敵から逃れるために、肢を縮めて動かなくなることがあります。
今回、チョウも死んだふり(擬死)の行動することを知りました。
気になったので、他でもそんな記録がないか、ネットで調べると、
同じような事例も紹介されていました。
▼写真1 2016年3月21日 撮影
死んだふりする(擬死)テングチョウ。翅や肢を硬直させて、全く動かない。
【死んだふりをするまでの行動】
①求愛行動
2頭のテングチョウが、絡み合うように飛んでいいると思ったら、
そのまま2頭は、地面に降り立った。
しかし、♀は翅を閉じて、求愛の拒否行動をとっていた。
(写真中央:朱色い翅が見えているのが♂。直ぐ左下が♀)
②求愛拒否でも、求愛行動を止めない♂のテングチョウ。
♂が、自分の頭部を♀に当てて求愛行動していた。
(写真中央:朱色い翅が見えているのが♂。直ぐ左下が♀)
③動かなくなったメスにしつこく求愛する♂のテングチョウ。
(写真中央:朱色い翅が見えているのが♂。左側が♀)
④困り果てたオスが、♀のテングチョウから離れた。
♀は、翅を閉じたまま、じっとしている。
(写真中央:開翅し朱色い翅が見えているのが♂。直ぐ下が♀)
⑤諦めきれずに♀のまわりを飛び回る♂のテングチョウ。
(写真中央:朱色い翅が見えているのが♂。♂の左側の前翅の下が♀)
⑥遂に♂が去ってしまったが、♀はそのまま死んだふりを続ける。
♂がいなくなって、10秒もしただろうか、死んだふりをした♀は、起き上がって飛び立ってしまった。
この行動を妻に聞かせたら、「その♀のテングチョウ、よっぽど嫌やったんやなぁ」と言われてしまった。
ご連絡、ありがとうございます。
擬死ではなく、目くらまし、あるいは交尾拒否との推察。読ませて頂いて、納得しました。
テングチョウを手に取ることはできていないので、おっしゃる通りかもしれません。
また、いろいろと教えてください。これからも、よろしくお願い致します。